2014年9月29日月曜日

JFK空港 Terminal 1のSIMカード販売機について【微妙】

先週のニューヨークへの旅行では、SIMフリー携帯(Nokia Lumia 630)を持参し、現地でSIMカードを調達しようと目論んでいた。

JFKではTerminal 4にT-mobileの販売ブースがあるとか聞いていたのだが、到着するターミナル1にそういう店があるかは分からずじまいのまま出発した。
で、実際現地についてみると、税関を過ぎた後の出口を出て左手にSIMカードの販売機が有った。

こんな販売機
市内のキャリアショップに行くまで我慢すれば良かったものの、別便で到着している同行者と、到着後すぐにLINEでやり取りする必要があったので、Data専用のものを購入してみた。
SIMカード代が$10で、$30分の使用料がコミコミのSimTraveler.comというナゾの会社の$40の商品。
中に入っているのは、nanoサイズのSIMカードとアダプタ。それにAPNなどが書かれた紙だけというシンプルなもの。
早速、携帯に突っ込んで使ってみたが、T-mobileの電波を拾って、問題なくデータ通信が可能だった。またiPhoneをテザリングしてみたが、こちらも問題なし。

ただし、通信料が高いのである。
1MBあたり$0.29である。すなわち、$30分の通信料では103MBしか使えない。
地図の確認をしたりとかしていたら、1日で使い切ってしまった。。。
結局翌日、T-mobileでデータ定額のSIMカードを購入した。($3/day)

ということで、空港に着いてすぐに通信をする必要がある場合などを除いては、適さないと思います。

アメリカン航空:JMB Fly On会員が受けられるサービス

先週のアメリカ旅行の目的地は、ニューヨークとボストン。
2都市間の移動では今回は飛行機を利用することに。鉄道(Acera Express)よりチケットが安いので、空港への移動等の時間を考えても飛行機の方がコスト効率が良いはず、との判断。

この2都市間を運行しているのは、American, Delta, United, JetBlueの4社。指定した日付では、レガシーキャリアとLCCであるJetBlueの価格差は、$1ほどJetBlueが安い程度。

JAL Milage Bank会員なので、oneworldのAmericanを選択。

チケットを手配したpriceline.com決済が完了した時点で、前方座席の指定や、預け入れ手荷物は有料、等との表示に気づく。アメリカ国内線は初めての利用だったので失念していたが、レガシー各社が前方座席指定等にチャージしているのだった。
エコノミー前方はMain Cabin Extraと称して有償の座席指定。通路側等の条件のいいの座席はPreferred Seatsと称してこれまた有償の座席指定。料金は便によって異なるようで、$20以上の設定。今回は$27とのこと。
預け入れ手荷物料金は、1個目=$25/2個目=$35/3個目=$150/4個目〜=$200というなかなか鬼畜な料金設定。
機内持ち込みできないサイズのスーツケースを持って行くので、確実に$25の追加料金が取られることに。

何だか癪に触るし、日本航空にせっせと乗って獲得したJALのJGCサファイア(JAL Global Club=oneworldサファイア相当)特典で何とかならないものかと、まずはoneworldの特典プログラムをチェック。すると、サファイア会員のoneworld加盟会社利用時の特典は、ビジネスクラス優先チェックイン・優先搭乗・優先空席待ち・ラウンジ利用の4つだけ。意味なし。
そこでaa.comを調べてみると、あったあった!

無償座席指定
座席指定のページに記載あり。

Main Cabin Extra  (エコノミー前方座席 シートピッチも広い)
oneworldエメラルド・サファイア会員:無料で指定可能 
oneworldルビー会員:指定料金50% Off、もしくは出発までの24時間以内であれば無料
Preferred Seats
oneworldエメラルド・サファイア・ルビー会員:無料で指定可能
この無償での座席指定をWebで事前に行うには、aa.comで予約番号を入力して予約情報にアクセスし、搭乗者の個人情報詳細入力画面で、JMBの会員番号を登録する必要あり。登録すると会員ステータスが自動で確認され、座席指定のページでは下記のように前方座席が指定できるように。
スクリーンショットの範囲をミスったのだが、実際の画面では座席表の右側に料金が掲載されており、星の数が多い程、本来は指定料金が高くなる。が、今回はどこを指定しても無償。

なお実際のフライトでは、Main Cabin Extraは窓側が全部埋まっているほか、2席程度の通路側が埋まっている程度。つまり、追加料金を払う人は混雑時以外はほとんどいない、ということかと想像。

無償預け入れ手荷物
預け入れ手荷物の料金の説明があるページの例外(Exception may apply)クリックすると、
oneworldエメラルド会員:預け入れて荷物3個までは無料 
oneworldサファイア会員:預け入れて荷物2個までは無料
ということで、JGCサファイア会員=oneworldサファイアだと2個までは預け入れ無料。
ちなみに上記の無料サービスは、同じ予約記録の同行者にも適用される。

※この内容はAAの日本語の手荷物案内のページには書かれていない。


ということで、JMB Fly On会員がアメリカン航空を利用する際、通常のoneworld特典に加えて次の特典がある、ということだ。

JGC/JMBダイヤモンド・JGCプレミア
 預け入れ手荷物3個まで無料。Main Cabin Extra・Preferred Seatsの無償指定

JGC/JMBサファイア・JGCルビー・JGC
 預け入れ手荷物2個まで無料。Main Cabin Extra・Preferred Seatsの無償指定

JMBルビー
 Main Cabin Extraの指定料金50% off(出発24時間以内であれば無償)・Preferred Seatsの無償指定

oneworldの共通会員資格の確認のページでは、自分の会員ステータスを指定することで、oneworld加盟会社を利用する際に必ず受けられる特典の内容が見られる。が、今回書いたように利用する会社によっては、追加の特典があるケースもある。
なので、これは提案なのだが、oneworldのサイトで、自分の会員ステータスと、利用する会社の双方を指定することで、利用する会社独自のサービスも分かるような機能を追加してくれると、もっとサイトの価値が上がると思う。(誰か関係者の方見てらしたらご検討ください)

アメリカ入国:自動審査で長蛇の列の回避が可能!

遅めの夏休みでニューヨークへ行った際の話。

JFKのターミナル1に到着して、入国審査の長い列に並んでいると、大柄な警備のお姉様が、「入国が2回目以上のVisitorはこっちの列!」と横柄に叫ぶ声が。そっちの列はスカスカ。
前週にサンフランシスコに行ったので、当てはまるかなぁと恐る恐る聞いてみると、ESTA取得して1回でも入国が認められてたら、こっちのKioskで入国審査可能、とのご回答。

なんと、アメリカ入国の際、ESTAを取得して2回目以降の入国では、米政府のCBPが提供する、「APC:Automated Passport Control」制度の恩恵で、機械による入国審査が可能なっているのだった。



手順はいたって簡単。

パスポートを用意してKioskのレーンに行く。機械は日本の空港にもある自動チェックイン機のような外観で、タッチスクリーンとパスポート用のスキャナ、カメラ、指紋採取用のスキャナで構成されたもの。

機械の前に行くと、まずは言語の選択。英語やスペイン語だけでなく、ばっちり日本語もあるので、迷うことなく操作ができる。あとは、スクリーンの指示に従い、パスポートのスキャン、質問項目への回答、写真撮影、指紋の採取を受ける。
審査をクリアすると、レシートが発行されるので、そのレシートとパスポートをKioskの先にいる審査官に手渡し、滞在目的と滞在期間を簡単に聞かれ、パスポートにスタンプが押されれば、万事完了。

前週のサンフランシスコでは到着便が重なったせいもあってか、CIQを通過するのに1時間以上かかったのだが、今回は、100人くらいの長蛇の列を横目に、入国審査が3分くらいで完了。

しかも、このサービスをアメリカ国民だけではなく、一部とは言え外国人に対しても事前登録なしに提供することが驚き。

詳細は下記URLのCBPのウェブサイトに記載されている。

抄訳してみると。。。

利用条件:
① 米国もしくは、カナダのパスポート所持者。または米国のビザ免除プログラム対象国の国民
 ※日本はビザ免除プログラムの対象国
② 事前にESTAで渡航認証が得られていること
③ 2008年以降にESTAによる渡航認証で米国に入国したことがあること

上記の条件を満たしていれば、入国審査官のいる有人ブースに並ぶことなく、自動審査の機械(Kiosk)で入国審査・税関審査を受けることができる

現在、下記の空港で利用が可能
  • アトランタ   ハーツフィールド・ジャクソン国際空港
  • オースティン  バーグストロム国際空港
  • ボストン    ローガン国際空港
  • シャーロット  ダグラス国際空港
  • シカゴ     ミッドウェイ国際空港
  • シカゴ     オヘア国際空港
  • ダラス     フォートワース国際空港
  • デトロイト   ウェイン・カウンティ空港
  • フォートローダーデール ハリウッド国際空港
  • ヒューストン  ジョージ・ブッシュ国際空港
  • ロサンゼルス  ロサンゼルス国際空港
  • マイアミ    マイアミ国際空港
  • ミネアポリス  セント・ポール国際空港
  • モントリオール ピエール・エリオット・トルドー国際空港
  • ニューヨーク  ジョン・F・ケネディ国際空港
  • ニューアーク  リバティ国際空港
  • オーランド   オーランド国際空港
  • フェニックス  スカイ・ハーバー国際空港
  • シアトル    シータック国際空港
  • タンパ     タンパ国際空港
  • トロント    ピアソン国際空港
  • バンクーバー  バンクーバー国際空港

2014年6月15日日曜日

N'EX往復きっぷの買い方

海外へ旅立つ時は、羽田の方が自宅から近くて便利なのですが、成田の方が何となく好きでして。
多くの人が行き交う巨大なターミナルが海外に旅立つという高揚感を湧かせ、羽田に比べてちょっと暗い雰囲気が旅への一抹の不安をかき立てる感じが、ぐっとくるのであります。

さて、成田空港に向かう時、ボクはもっぱら成田エクスプレスを使っておりまして。
時間が正確なのと、車内がゆったりしてること、あのちょうど良い揺れが眠りを誘ってくれ心地よい時間を過ごせるから。

とはいえ、やっぱりちょっと高い。
品川〜成田空港で、片道3,190円。ストックホルムのアーランダ・エクスプレスが260SEK≒4,000円、ヒースロー・エクスプレスが£21≒3,700円と比べると若干安いけれども。

それで少しでもコスト削減するために、N'EX往復きっぷを使っております。
品川〜成田空港の往復で6,380円かかるところ、この割引切符を使えば往復で4,940円となり、1,440円の得になるのであります。

ただし条件はいくつかあり、JR東日本のWeb Siteに記載されている主なものとして、下記の2点が重要。

  • 有効期間は14日間
  • 往路の乗車日前日までの発売なので、当日購入は出来ない
ところで、上記のSiteに書かれていない、大事な情報が一つ。
成田エクスプレスは全車座席指定なのだけれど、列車指定・座席指定はいつやるのか?という問題。

前日までに購入しなければならないワケで、往路の列車指定は概ね問題ないにしても、復路の列車・座席指定はどうするのか?
飛行機が到着時間は不安定だし、時間通り到着しても入国審査・手荷物をピックアップしてからホームに着くまでどれだけ時間がかかるか、なかなか分からないもの。

という心配があって、ボクも初めてN'EX往復きっぷを使うときには、JRの窓口で聞ききました。ところがこの大事な情報がいつまでたってもWeb Siteには追加されておらず、ボクも知り合いから何度か聞かれたので、ここでご紹介しておこうかと。

結論を言うと、
N'EX往復きっぷの復路の列車・座席指定は、購入時ではなく、復路乗車直前に可能
(購入時にも可能ですが、乗り遅れた場合は別列車で立ち席になります)

ではどんな手順か、簡単に豪華手ぶれ画像付きでご紹介します。

①まず、切符を購入します。
発券されるのはこんな切符。列車指定・座席指定がなく、指定されるのは有効期間と乗車区間だけ。
券面にも記載されているように、後日の座席交付が可能。購入時には、往路の列車指定も必要ではなく、乗車直前に指定が出来ます。

※往路の切符の写真を撮り忘れてますが、同じような券面です。
※ここでは指定席券売機(このタイプ)で、セルフで行う流れを書いていますが、みどりの窓口でも同様に、乗車当日の指定が可能です。

②-1(往路の列車・座席指定)乗車当日、乗車駅の指定券券売機に行きます。
ここでは左上の「指定席」を指定
ここでは「回数券・おトクなきっぷに座席指定」を指定
上記①で購入した切符を挿入口に入れるよう指示。
(以降は③に続く)

②-2(復路の列車・座席指定)乗車当日、JRの成田空港駅の指定席券売機に行きます。
んで、右上の「N'EX往復きっぷに指定席予約」を選択。
すると、上記①で購入した切符を挿入口に入れるよう指示。
指示に従って、切符を挿入。

③あとは画面の指示に従って、列車指定します。

利用人数を指定。
乗車駅を指定
降車駅を指定
乗車日を指定
乗車する列車を指定
※この後座席位置の希望を問われますが写真がありません。。。

④これで発券処理完了。

画面の指示に従えば、全く難しくない処理なのですが、とにかくこの「列車指定は乗車直前に可能」という大事な情報がWeb Site上で抜けていることが、皆さんを不安にさせていると思うので、シェアした次第です。

2014年6月1日日曜日

ブログ事始め

年に2回程度の個人旅行、年に10回程度の頻度の出張で海外に行っています。

海外に出発する前に、「どのホテルがいいのか?」「空港から街までの交通手段は?」「現地のWifi事情は?」など旅をするために必要な情報をネットで収集し役立てています。

これまでは情報を収集するだけの側でしたが、せっかくなので自分の経験を皆さんにお伝えして役立ててもらえればと思い、このブログを始めることにしました。

旅行記を時系列で書くというより、旅行で役立つ内容をTipsとして書くような、そういうブログにしようと思っています。
ただ、ブレやすい人間なので、いかようにも方向性は変わると思います。