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2017年2月28日火曜日

JAL 海外居住者向け国内線特別運賃:予約・発券方法

飛行機のマイルはJALで貯めているので、飛行機はもっぱらone world系およびJAL提携社で固めはや十数年。おかげさまでJGC会員にもなりました。
ですが、海外居住のJMB会員はJALのさまざまなプロモーション・キャンペーンに参加できなかったり、eJALポイントが使えないとか、多少の不利益もあります。

一方で、海外居住でしか享受できない利益も少しはありまして、今回取り上げるのはその一つ。

海外居住者しか利用できない、日本国内線のお得な運賃があります。

(これはJMB会員である必要はないので何とも、ですが)

JALグループ国内線特別運賃 (JAL台湾地区Web Site)

  1. oneworld Yokoso Visit Tohoku Fare : 1区間5,000円。東北発着路線限定 
  2. oneworld Yokoso Visit Japan Fare   : 1区間10,000円。JALグループ運航全路線 
  3. Welcome to Japan Fare      : 1区間13,000円。2区間から。 
  4. Okinawa Island Pass        : 1区間9,000円。沖縄エリア内発着路線限定 

1.と2.は、国際線部分がone world加盟会社運航である必要がある。一方、3.と4.は国際線部分の運航会社は問わない。そのほか、1. ・2.・ 4.はいわゆるBlack Out Date(利用できない除外期間)がある一方で、3.は除外期間なし。3.と4.は2区間以上を発券する必要がある、など細かい違いがあるけれど、その辺の差異は上に示したリンク先で見てください。

結構安いし、マイルも100%貯まるので日本帰国時に旅行や帰省で日本国内を移動する際に何回か使いました。
たとえば実家に帰省するにあたり、東京に数日滞在してから、実家に帰る、というケース。実家最寄り空港着発の国際線航空券では、東京での乗り継ぎは24時間以内でないとアウト。東京滞在が24時間以上の場合、国際線と国内線では別々の航空券になり、国内線部分がわりといいお値段になるところを、この特別運賃を使って安く乗れました。

他にもマイレージプログラムのステータス確保のためのいわゆる「修行」に使えるんではないかと。(他の運賃の方が安いとか、いわゆるFOP単価がどうのとか、その辺の細かいところは詳しい人がたくさんブログに書いてるので適当にググってみてください)

で、この運賃ですが、Webでの予約はできません。

今回は自分の備忘録も兼ねて、どのように予約・発券するのか?という点をご紹介したく。

前提:
まず、発券のために①「発券時に居住地を証明する公的書類」と、②「国際線航空券」の提示が必要。

①に関しては、海外在住の日本人、であることを証明する外国人登録証に類するものを持っていることが必要。私は台湾居住なので「居留証」という証明書を準備しました。
②については海外発・日本着の往復国際線航空券の実物は必要なく、予約番号を確認されます。言い換えると、予約をするまでに国際線航空券を発券しておく必要があります。

予約方法:
個人で予約する場合は、電話です。
※旅行会社経由でも予約できるそうですが、経験ないのでスキップ。

  • JALの海外の予約窓口に電話し、新規予約につないでもらいます。(電話番号はここで確認できます) 
  • 電話口で、上記1.〜4.のいずれかの運賃で予約したい旨を申し出ます。 
  • この時、海外在住であることのの確認と、国際線航空券の予約番号を確認されます。 
  • 口頭で予約したい内容を伝えます。(Web予約に慣れているとこの手順が意外と億劫) 
  • 発券手数料がかかります。(台湾発券の場合はNTD500) 
  • 決済は電話でのクレジットカード決済が必要。オペレータから決済システムに切り替わり、音声ガイダンスに従って、カード番号・有効期限・セキュリティコードをプッシュフォンで入力する 
  • 決済が完了すると、国内線区間の予約番号(数字とアルファベットの組み合わせの6桁の番号)と必要な書類を送るためのメールアドレスは口頭で伝えられる。
ここまでが電話
ここからはメールベース。
  • 伝えられたメールアドレス宛に、「国内線区間の予約番号」を本文に書き、添付で「海外在住であることを証明する書類の写し」を送付します。先方が上記メールを確認後、折り返し、ZIPファイル形式でEticketが送付されます。(Eticketはパスワードロックされており、パスワードは別メールで送られる、という日本式)


以上で予約・発券完了。

お役に立てば幸いです。

2014年9月29日月曜日

アメリカン航空:JMB Fly On会員が受けられるサービス

先週のアメリカ旅行の目的地は、ニューヨークとボストン。
2都市間の移動では今回は飛行機を利用することに。鉄道(Acera Express)よりチケットが安いので、空港への移動等の時間を考えても飛行機の方がコスト効率が良いはず、との判断。

この2都市間を運行しているのは、American, Delta, United, JetBlueの4社。指定した日付では、レガシーキャリアとLCCであるJetBlueの価格差は、$1ほどJetBlueが安い程度。

JAL Milage Bank会員なので、oneworldのAmericanを選択。

チケットを手配したpriceline.com決済が完了した時点で、前方座席の指定や、預け入れ手荷物は有料、等との表示に気づく。アメリカ国内線は初めての利用だったので失念していたが、レガシー各社が前方座席指定等にチャージしているのだった。
エコノミー前方はMain Cabin Extraと称して有償の座席指定。通路側等の条件のいいの座席はPreferred Seatsと称してこれまた有償の座席指定。料金は便によって異なるようで、$20以上の設定。今回は$27とのこと。
預け入れ手荷物料金は、1個目=$25/2個目=$35/3個目=$150/4個目〜=$200というなかなか鬼畜な料金設定。
機内持ち込みできないサイズのスーツケースを持って行くので、確実に$25の追加料金が取られることに。

何だか癪に触るし、日本航空にせっせと乗って獲得したJALのJGCサファイア(JAL Global Club=oneworldサファイア相当)特典で何とかならないものかと、まずはoneworldの特典プログラムをチェック。すると、サファイア会員のoneworld加盟会社利用時の特典は、ビジネスクラス優先チェックイン・優先搭乗・優先空席待ち・ラウンジ利用の4つだけ。意味なし。
そこでaa.comを調べてみると、あったあった!

無償座席指定
座席指定のページに記載あり。

Main Cabin Extra  (エコノミー前方座席 シートピッチも広い)
oneworldエメラルド・サファイア会員:無料で指定可能 
oneworldルビー会員:指定料金50% Off、もしくは出発までの24時間以内であれば無料
Preferred Seats
oneworldエメラルド・サファイア・ルビー会員:無料で指定可能
この無償での座席指定をWebで事前に行うには、aa.comで予約番号を入力して予約情報にアクセスし、搭乗者の個人情報詳細入力画面で、JMBの会員番号を登録する必要あり。登録すると会員ステータスが自動で確認され、座席指定のページでは下記のように前方座席が指定できるように。
スクリーンショットの範囲をミスったのだが、実際の画面では座席表の右側に料金が掲載されており、星の数が多い程、本来は指定料金が高くなる。が、今回はどこを指定しても無償。

なお実際のフライトでは、Main Cabin Extraは窓側が全部埋まっているほか、2席程度の通路側が埋まっている程度。つまり、追加料金を払う人は混雑時以外はほとんどいない、ということかと想像。

無償預け入れ手荷物
預け入れ手荷物の料金の説明があるページの例外(Exception may apply)クリックすると、
oneworldエメラルド会員:預け入れて荷物3個までは無料 
oneworldサファイア会員:預け入れて荷物2個までは無料
ということで、JGCサファイア会員=oneworldサファイアだと2個までは預け入れ無料。
ちなみに上記の無料サービスは、同じ予約記録の同行者にも適用される。

※この内容はAAの日本語の手荷物案内のページには書かれていない。


ということで、JMB Fly On会員がアメリカン航空を利用する際、通常のoneworld特典に加えて次の特典がある、ということだ。

JGC/JMBダイヤモンド・JGCプレミア
 預け入れ手荷物3個まで無料。Main Cabin Extra・Preferred Seatsの無償指定

JGC/JMBサファイア・JGCルビー・JGC
 預け入れ手荷物2個まで無料。Main Cabin Extra・Preferred Seatsの無償指定

JMBルビー
 Main Cabin Extraの指定料金50% off(出発24時間以内であれば無償)・Preferred Seatsの無償指定

oneworldの共通会員資格の確認のページでは、自分の会員ステータスを指定することで、oneworld加盟会社を利用する際に必ず受けられる特典の内容が見られる。が、今回書いたように利用する会社によっては、追加の特典があるケースもある。
なので、これは提案なのだが、oneworldのサイトで、自分の会員ステータスと、利用する会社の双方を指定することで、利用する会社独自のサービスも分かるような機能を追加してくれると、もっとサイトの価値が上がると思う。(誰か関係者の方見てらしたらご検討ください)