2014年9月29日月曜日

アメリカ入国:自動審査で長蛇の列の回避が可能!

遅めの夏休みでニューヨークへ行った際の話。

JFKのターミナル1に到着して、入国審査の長い列に並んでいると、大柄な警備のお姉様が、「入国が2回目以上のVisitorはこっちの列!」と横柄に叫ぶ声が。そっちの列はスカスカ。
前週にサンフランシスコに行ったので、当てはまるかなぁと恐る恐る聞いてみると、ESTA取得して1回でも入国が認められてたら、こっちのKioskで入国審査可能、とのご回答。

なんと、アメリカ入国の際、ESTAを取得して2回目以降の入国では、米政府のCBPが提供する、「APC:Automated Passport Control」制度の恩恵で、機械による入国審査が可能なっているのだった。



手順はいたって簡単。

パスポートを用意してKioskのレーンに行く。機械は日本の空港にもある自動チェックイン機のような外観で、タッチスクリーンとパスポート用のスキャナ、カメラ、指紋採取用のスキャナで構成されたもの。

機械の前に行くと、まずは言語の選択。英語やスペイン語だけでなく、ばっちり日本語もあるので、迷うことなく操作ができる。あとは、スクリーンの指示に従い、パスポートのスキャン、質問項目への回答、写真撮影、指紋の採取を受ける。
審査をクリアすると、レシートが発行されるので、そのレシートとパスポートをKioskの先にいる審査官に手渡し、滞在目的と滞在期間を簡単に聞かれ、パスポートにスタンプが押されれば、万事完了。

前週のサンフランシスコでは到着便が重なったせいもあってか、CIQを通過するのに1時間以上かかったのだが、今回は、100人くらいの長蛇の列を横目に、入国審査が3分くらいで完了。

しかも、このサービスをアメリカ国民だけではなく、一部とは言え外国人に対しても事前登録なしに提供することが驚き。

詳細は下記URLのCBPのウェブサイトに記載されている。

抄訳してみると。。。

利用条件:
① 米国もしくは、カナダのパスポート所持者。または米国のビザ免除プログラム対象国の国民
 ※日本はビザ免除プログラムの対象国
② 事前にESTAで渡航認証が得られていること
③ 2008年以降にESTAによる渡航認証で米国に入国したことがあること

上記の条件を満たしていれば、入国審査官のいる有人ブースに並ぶことなく、自動審査の機械(Kiosk)で入国審査・税関審査を受けることができる

現在、下記の空港で利用が可能
  • アトランタ   ハーツフィールド・ジャクソン国際空港
  • オースティン  バーグストロム国際空港
  • ボストン    ローガン国際空港
  • シャーロット  ダグラス国際空港
  • シカゴ     ミッドウェイ国際空港
  • シカゴ     オヘア国際空港
  • ダラス     フォートワース国際空港
  • デトロイト   ウェイン・カウンティ空港
  • フォートローダーデール ハリウッド国際空港
  • ヒューストン  ジョージ・ブッシュ国際空港
  • ロサンゼルス  ロサンゼルス国際空港
  • マイアミ    マイアミ国際空港
  • ミネアポリス  セント・ポール国際空港
  • モントリオール ピエール・エリオット・トルドー国際空港
  • ニューヨーク  ジョン・F・ケネディ国際空港
  • ニューアーク  リバティ国際空港
  • オーランド   オーランド国際空港
  • フェニックス  スカイ・ハーバー国際空港
  • シアトル    シータック国際空港
  • タンパ     タンパ国際空港
  • トロント    ピアソン国際空港
  • バンクーバー  バンクーバー国際空港

2 件のコメント:

  1. うわぁ本当に助かる。
    マイアミ空港は混雑すると聞いてたので乗継が心配だった。
    アメリカ経由でボリビアに入国したときは言葉の通じない空港で路頭に迷うとこだった。
    帰りはこれで乗り切ろう。

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